昨日、発表されました芸術選奨において、七五三が文部科学大臣賞を受賞いたしました。
これも日頃からご支援いただいております皆様のおかげと、心より感謝を申し上げます。
この受賞を糧として、七五三をはじめ一門が一致団結して、良い舞台をお届けできるように努力を重ねていく所存でございます。
今後とも相変わりませぬご後援のほど、よろしくお願いいたします。

・贈賞理由
茂山七五三氏は狂言の大曲「枕物狂」のシテ,百歳にあまる祖父(おおじ)を演じ,優れた成果を挙げた。少女への老人の恋を,しっかりした狂言の様式のなかで,品格と明朗なおかしさとともに表現した。その老人は無邪気で可愛く人間味に溢れ,かつ狂言の格を保っていた。橋掛かりの出の老いや物狂いの表現,床几(しょうぎ)に掛けての明晰な語り,動きや形の美しさなど見事だった。江戸時代から続く茂山千五郎家の京風の狂言を伝えている。

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