6/9(木)18:00開演 第一回「笑えない会 東京公演」
6/12(日)15:00開演 第五回「笑えない会 京都公演」
今年は「鱸包丁」を上演します。この狂言は、
伯父から宴会用の鯉を買ってくるように頼まれていた甥は、すっかり忘れていたために「買った鯉は淀の橋杭に繋いでいたらカワウソに食べられた」と嘘をつきます。甥の嘘を見破っていてた伯父ですが、せっかくやってきたので鱸の料理をご馳走しようと言って、打ち身（刺身）の謂れを語り、包丁さばきを見せ、要り物掻き和えの料理を作り酒やお茶を振れ舞うとしますが…。
約10年ぶりの上演になります。と言うことは、茂山家でも約10年ぶりの上演です。こんな難しい狂言を好んでするのは私ぐらいでしょう。まさに“笑えない会”に相応しい?曲目です。
また今年は、待望の東京公演が実現いたしました。
こちらは京都第一回目と同じ、名曲中の名曲「月見座頭」を上演いたします。京都公演以来の二度目の舞台になります。私の年齢で演じるには、まだまだ早いと言われる曲です。これも“笑えない会”に相応しい曲目ではないでしょうか。
毎回狂言一曲落語一題＋トークで3時間に及ぶ、桂よね吉と茂山正邦の魅力がぎっしり詰まった公演。ぜひお越しください。
・・・正邦・・・
■東京公演
6月9日（木）18時開演
会場：日本橋公会堂
全席指定・前売券 一階4000円 二階3000円
■京都公演
6月12日（日）15時開演
会場：京都芸術センター講堂
全席自由・前売券3500円
※茂山狂言会事務局にて、チケットを承っております。
TEL.075-221-8371
