三本柱(さんぼんばしら)

果報者が家を普請(新築や改築)するのに、山に柱を三本切らせて置いたのを、三人の召使いに取り行かせます。そこに問題を添えます。それは「三本の柱を、三人が二本づつ持って帰ってこい」。

山へ行った三人の者は試行錯誤して、ようやく問題を解き、謡を謡いながら帰ってきます。遠くから聞こえてくる謡に、果報者も浮かれて、三人の者を家へ迎え入れます。
祝言の曲で、新築や改築の時には必ず上演される曲です。本日の催しに相応しい一番です。
皆さまも舞台の上の冠者達より早く、この難問を解いてみてください。